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八百津町をぐるっと楽しむ
        

2006年 5月21日 実走
自転車:MARIN FAIRFAX
   

昨年秋の、ちゃりきイベントに参加したものの体調不良で八百津の棚田を見に行けなった。
それ以来、いつか行こう行こうと思っていましたが、ついにその日がやってきました。
田植えが終わって小さな苗が風になびく景色を待っていたのです。
棚田だけではもったいないので、これまた懐かしい国道(酷道とも言うらしい)418号を
少しだけ探検するというプランで、八百津をぐるっと楽しんできました。
    
 走行距離:57.5km
                                    (作成2006/05/26)
   
八百津町役場の駐車場に車を止めさせて頂き
出発準備をします。
神社横の大まかな案内板を見ながら、今日の
一日を思い浮かべます。そろそろ準備完了!
戻ったらお隣の「三勝屋」さんで丼物でも食べ
ようと考えながら、出発です。
【距離  標高147m 時刻7:10】
   
国道418号沿いのコンビニで水分と非常食を
購入して、いきなり坂道へと突撃します。
少し上ったところに大仙寺があります。
距離0.8km 標高176m 時刻7:20
ここ大仙寺はあの剣豪 宮元武蔵が禅の修業
のために訪れたお寺です。今でも二ノ門に
座禅を組んだと言われる座禅石があります。
   
お隣には神社があり、七福神の石造があり
ます。つい、いろいろとお願いしてしまいました。
なかなか思いは通じませんねぇ。
さて、この先は棚田へ向う上り坂が始まります。
   
いきなり強烈な坂を上るのは膝や腰に辛いので、まずは五宝滝へちょっと寄り道です。
なだらかな上り道をよっこらよっこらと上って行きます。人里離れた景色が日頃のストレスを
発散させてくれそうで清々しいです。新鮮な空気のはずですが、時折花粉らしい物が飛んでいる
ようで、思いっきり吸い込んだ時にかなりむせてしまいました。
来年あたりは花粉症になるんじゃないかとひやひやしそうです。五宝滝の駐車場に到着するも
滝まではまだまだ上らなければいけません。【
距離4.0km 標高273m 時刻7:44
この先は階段もありそうなので滝は諦めて、ここで引き返すことにしました。これで準備運動は
終わりとして、目指す棚田へ、さぁ、行くぞう!
   
   
途中にも所々に棚田やお茶畑が広がってます。
棚田は田植えが終わり、お茶畑はそろそろ収穫
時期になるのではないでしょうか。
今年はGW明けからずっと天候が不順なので
農作物への影響がかなり心配されます。
お茶もその育成が心配だなぁ。
前方からロードの方が猛烈なスピードで下って
きました。すばらくすると豪快に上って行きます。
ヒルクライムと言うのでしょう、その漕ぎっぷりに
圧倒されますねぇ、あんな走り方したら私はすぐ
ノックダウンしそうです。。。
   
しばらく走ると、上代田の棚田の案内板が目に
入ってきます。ここから上の方が目的の棚田の
風景になるようです。
まずは棚田の上まで行ってみよう!
田んぼの間の道を通ったり、お茶を摘んでいる
ところを眺めながら上って行くと、棚田が広がる
素晴らしい景色がそこにありました。
あぁ〜、感動です。
   
ちゃりきHPで紹介されている、棚田の案内板に
到着です。記念として一枚頂きます。
顔が分からない程度に小さくしておきましょう^^;
距離8.9km 標高457m 時刻8:15
   
案内板から見た棚田の風景です。のんびりと
落ち付ける春の景色を堪能します。
この先、季節が移り変っていくと、その時期の
また違った景色が楽しめそうです。
   
   
棚田を後にして、少し上ったところにある神社。
ここからの眺めも抜群です。この神社の神様が
上代田の棚田を見守っていてくれる事でしょう。
   
神社の右横から石の階段が続いていました。
気になり見に行ってみたかったのですが、階段
が足にきそうだったので、登る前に挫折。
う〜む軟弱過ぎる・・・。
距離9.5km 標高467m 時刻8:25
   
   
この先、上ったり下ったりを繰り返しながら、
少しづつ標高を上げていきます。
途中、芭蕉の碑や休耕田の棚田が点在して
います。久田見地区の案内板の前にも棚田が
広がっていますが、一部は休耕田になっている
ようです。
距離11.6km 標高529m 時刻8:47
そう言えば、上代田の棚田には、一部オーナー
制の場所がありました。都会の方が田舎暮らし
を楽しんでいるのでしょう。
   
三叉路の案内板の先で県道408号にでます。
県道408号にでて、潮見方面に向います。
県道は車の通りもほとんどなく、気持ちよく快走
できる道です。この道の周りにも、なだらかな
棚田の景色が広がっています。
途中にある(登)豆腐店はお休みでした、残念。
   
スカイフィールド乗馬クラブで馬の走りを見たり、
大きな由緒あるお寺を見上げて、その作りの
雄大さに圧倒されたりしながら久田見の街中を
散策しました。町の一角です。
久田見出張所の横で小休止します。
距離17.5km 標高522m 時刻9:24
   
県道408号に戻り、潮見方面に向い快走します。
しばらく走り、むらさき野カントリークラブを通り越した付近で、後ろから走ってきた車が何故か
クラクションを鳴らします。何か落したのかなと思い振り向くと、見知らぬ軽トラックに乗った
お母さんが横に付いて窓を開けるので止まってみると・・・、「どこに行くの? 恵那方面に行くの
なら、乗って行きなさいよ!」と笑顔で誘ってくれます。お話を聞くと、お孫さんも同じように自転車
で走っていた時に、見知らぬ方に助けていただき、とても嬉しかった事を数日前に聞いたとのこと
でした。そこに丁度私が走っているところに遭遇したので、誰かにお返しをと思い私に声を掛けて
くれたとの事です。それにこの先、恵那に向うにはかなりの登り坂になるため大変だよということ
で乗っていきなよと再三誘われたのですが、坂を上ることが楽しみの私にとっては・・・。
ほんとにありがとうございました。今の世の中物騒な事件が多いですが、見知らぬ自転車乗りに
声を掛けて下さり、更に車に乗っていきなよと言って下さるお母さんのお心使いに感謝です。
軽トラお母さんのお気持ちを嬉しく思いながらもやはり自転車で走ることを優先し、県道を更に
上って行きます。
   
福地地区の追分のバス停横に、小さな道標が
ありました。今日は街道を走るわけではありま
せんが気になって休憩です。
距離21.9km 標高495m 時刻9:48
この先、上りが続き急な勾配ではありませんが
ずっと続く上り道は、案外こたえます。
途中、本日の最高点644mを超えて福地地区の
中心部を通過、途中いくつかの林道が分岐して
おり、なかなか興味がわきそうな道があります。
今度パスハンの時には是非とも行ってみようか
と思い、今日は先を急ぎます。
   
途中、亀ヶ谷川との合流点の橋で休憩です。
距離26.2km 標高596m 時刻10:14
潮見へはまだまだ県道を進む予定でいましたが
橋を渡って山に向う方向に潮見方面の案内板
がありました。県道を進むよりも近道らしく、
早速右折して山の中を目指すことにします。
県道353号の手前数kmは結構な勾配が続き
ますが自転車にはとても楽しい道ですよ。
県道353号のすぐ手前に、何故か喫茶店があ
りました。【
距離32.5km 標高600m 時刻10:56
自宅の一角を使ってのお店みたいですが、
近所の方の憩いの場所なのかな?
   
     
県道沿いには、古い小学校を使った公民館?
や街の作りが山間部の優しさを感じさせる趣が
ありのんびりとした雰囲気を味わえます。
県道353号から国道418号の付け替え工事
との交差についたところにある案内板を見ると
この先の国道418号の概略地図があり、これ
から訪れる場所への期待が高まります。
町道十日神楽線に入ると、通行止め予告の
看板がありました。しかし概略の地図はあって
も、どこが工事個所なのか不明!
不安がつきまといますが、戻る事覚悟で出発
です!
潮南出張所で小休止して、不安より期待を胸に
これからの山間部を楽しむ事に気持ちを切り替
えます。
山間部とは言っても集落も多く、畑仕事をされて
いる方も見かけるので、気持ち的には楽に走れ
ます。町道十日神楽線の最高点付近で視界が
開けて山々の緑が目に飛び込んできました。
最後の民家の前で付近の男性が二人、私を
見てビックリしている様子です。挨拶をして通過
します。そして道は下りへと変っていきます。
   
杉林の中を走る道は木陰が多いため涼しいの
ですが、路面には落ち葉や木の枝が多く落ちて
おり滅多に車も通らない事が分かる状況です。
苔むしたところもあるので下りのブレーキングに
注意しながら、どんどんと下っていくと、次第に
水の流れる音が聞こえてきました。
木曽川の流れる音のようです。ふと思い出すの
は通行止めのこと! もし崩落等ならばこの道
を戻らなければいけない!そう考えると、正直
泣きが入りそう・・・。
   
   
ふっと視界が開けると前方で道が交差しており、
久しぶりに見る、国道418号に到着しました!
その先には、昨日までの雨でまっ茶色になった
木曽川が、正直不気味です。
写真の左上から下りてきました。右前方が国道
418号の恵那方面(木曽川を上る方向)になり
ます。酷道418号の本格的な通行止め個所は
右前方になります。以前来た時はがっちりとゲー
トが張られていましたが今日は何もありません。
通れるのか?
しかし問題は後ろ方向の、これから向う八百津
方面です。崩落通行止め!
潮南地区にあった通行止め看板と同じ物があり、こちらの簡易地図には、この先の二股隧道との
中間点が通行止め個所になっているようです。う〜撃沈。。。
今来た道を戻るしかなさそうですが、ここまで来た事だし、まだ時間も早いので、崩落個所を見て
戻ろうと思い、国道418号を八百津方面に走り始めました。
   
   
こんな道が延々と続きます。右側は壁、左側は
木曽川に直行です。左に落ちたらもうお仕舞!
大きな水溜りあり、時には川のように流れてい
るところもあります。自転車が通るたびに、ガサ
ゴソと小動物が動き回る音がひっきりなしに聞こ
えてきます。ひときは大きな音でガサガサとする
ので振り返ると・・・、ギョッ! でっかいヘビ!
丸々と太った大きなヘビがうにょうにょと動き、
よく見るとマムシっぽいではありませんか!
こんなの見ると止まってのんきに写真なんか
撮っていられませ〜ん。。。
まっ茶色の木曽川です。
このあたりは深沢峡と呼ばれる、景色の良い
所なのですが、この色ではとても景色を眺める
という気持ちにはなりません。
しばらく走るとジェットスキーのエンジン音と共に
2台のジェットスキーが走っていました。
二股隧道の少し上流にあるエリアから走って
きたのでしょう。
   
右側の壁のところどころから綺麗な沢が流れて
きて、綺麗な水の流れが涼しさを感じさせてくれ
ます。昨日までの雨の影響もあり沢の水も透き
通っているのでしょう。
のんびり散策したいところですが、先ほどのヘビ
のこともあるので早々に先を急ぎます。
問題の崩落場所に到着しましたが、工事もほと
んど終了しここだけ舗装も完了しており、これ
なら危険なこともなくゆったりと通れます。
   
しばらく進むと、ぽっかりと開いたトンネルが
見えてきました。これが二股隧道です。
二股隧道 昭和31年5月竣工
距離43.1km 標高250m 時刻12:01
中は照明がないし、途中で折れ曲がっている
ため、視界がききません。
キャットアイのLEDライトとナショナルのヘッド
ライトを頭に付けて、いざ突入!
   
ひえ〜、真っ暗〜。このLEDライトとヘッドライト
だけじゃまるで見えません。目が慣れていない
こともあり真っ暗闇です。救いは路面がフラット
なので走りやすいこと。1/3ほど入ったら左に
少し曲がり始めて、トンネルの出口が見えて
きました。思わずダッシュしたくなる気分ですが
そこは落ち付いて、一応一枚頂いておきます。
さすがにブレちゃいました。
   
   
ようやくトンネルの出口に到着!
着いてしまえば気持ちも大きくなり、いつもの様
にトンネル通過時の記念撮影です。そう言えば
トンネルの途中で二股に分かれていたのは
このトンネルだったかな?
でも分岐は無かったような・・・、気になってしま
い止めておけばいいものを、再度突入します。
勢い良く突撃していくも分岐は無し、反対側の
明かりが見えたところで引き返すことにして
Uターンすると・・・、ポツリと頭に雫が。。。
うきゃー! 怖〜い! はい、猛ダッシュです^^;
   
この先にもトンネルは2つありますが、短いので
あまり気にする事も無し。エリア部分には車も
多く入っており、ジェットスキーが何台も並んで
いました。向こうの方からみれば、自転車が
走ってくることの方が珍しいようで、皆振り向く
ので、照れてしまいます。
ダート道から舗装路に変り、国道418号は県道
353号に突き当たります。国道418号が通行
止めであることを示す道路看板が見えました。
やったー、走ったぞう! そんな気分です。
とにかく湯谷橋に出れば一安心です。
橋の赤い色は思いのほか綺麗なので塗り直し
たのかもしれません。近くのバス亭「湯谷橋」は
錆び付きぼろぼろでした。ここからはのんびり
舗装路を走り、丸山ダムに向います。
   
旅足川渓谷との分岐に架かる旅足橋。湯谷橋
と同じような赤い色なので、同時期に塗り直した
ようです。今までのルートが思いきりマニアック
なため、この付近はあまり記憶がはっきりしま
せん。う〜むもう少し頭の活性化を働かないと
だめかも!?
   
えっこらと坂を上りきると、丸山ダム展望台に
到着です。実際はもっと迫力があるのですが、
写真ではかなりこじんまりと見えてしまう所が
技量の無さでしょう。
距離51.0km 標高239m 時刻12:47
   
ダム下流からの眺めも見たくて、坂を下って
放水路に向います。ものすごい流れに圧倒され
ます。おまけに水がまっ茶色なので余計に迫力
を感じるのでしょう。
距離52.3km 標高171m 時刻12:54
   
将来、丸山ダムの下流に新丸山ダムが完成す
ると、国道418号はかなりの範囲で水面下に
沈むそうです。そのため、国道418号は整備さ
れることも無く、マニアな方たちの探検の場と
なっているのです。日本三大酷道の一つに入る
と思われるこの道を、また機会があれば走破し
てみようと思います。
丸山ダム下流から県道353号を走り、蘇水峡
沿いをのんびりと走ります。すばらく走ると、
またトンネルです。ここですね〜、中が二股に
分かれているトンネルは!
いよいよトンネルに突入します。このトンネルは
外灯が付いているので比較的明るく走りやすい
です。出口に近づくと見えてきました。
左が出口、右が発電所側になります。右側には
柵があり通行禁止状態です。
特に暗いわけでもないので、安心して写真を
一枚頂きます。
   
ではトンネルの発電所側出口がどうなっている
かと言うと、こうなっています。どちら側からも
柵で通行禁止です。ここから旧八百津発電所に
向うにはどうすればよいのか?
一度、蘇水峡橋に出て景色を眺めながら新しい
発電所方面を眺めていると、どうやら通れそうな
感じなので行ってみました。
   
新発電所へ送る水路の横を通り、発電所構内
を見学しながら通過します。
見慣れた装置がたくさんあるので懐かしいです。
左に旧八百津発電所、中央に新発電所、右奥
に蘇水峡橋を眺めるこのポイントは、公園とし
て整備されており、しばし休憩です。
   
どうせなら水の綺麗な時にもう一度、訪れてみた
い景色です。
八百津の市街に戻り役場で少し休憩です。距離57.5km 時刻13:20
ちょっと遅い昼食を頂こうと「三勝屋」に行くも準備中の看板がぶら下がっています。でも中から
声がするし、しばらくするとユニホームを着た男性が出てきました。
どうも貸切で草野球の勝利の祝い(かな?)をやっているようです。
う〜む残念です。庶民の味のこのお店、かなり気に入っていたのでカツ丼でも食べようかと思って
いましたが残念です。
岐阜にはこのような温かみのある大衆食堂があるのを知り、かなりファンになってしまいました。
八百津の「三勝屋」さん、そして山県市の「みのや食堂」さん、どちらも同じような雰囲気を持ち、
どちらもお父さん、お母さんの作る料理は温かみがあり、素朴な美味しさが懐かしさを感じさせて
くれます。
   
今回のルートも上りあり、ダートありと楽しめました。ただ決してお勧めできるルートではありま
せん。