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ひとり自転車の中山道 妻籠宿〜大井宿
        

2006年10月8・9日 実走
自転車:Bianchi Minivelo9
   

春に中山道の御嵩宿の途中から細久手宿〜大湫宿の間を、石畳を探しながら走ったのが
中山道の自転車旅の始まりでした。秋になったら第二弾に出掛けようと思い行ってきました。
今回は、大湫宿から落合宿まで、できれば妻籠宿まで走ってみようと・・・。
結局は逆ルートの妻籠宿〜大湫宿を目指すことになりました。
    
 10月8日 走行距離50.5km
                                    (作成2006/10/14)
当初、大湫宿〜妻籠宿へのルートを考えていましたが、妻籠宿、馬籠宿は早朝に突っ切らないと
人出でごった返しそうだろうと判断して、逆ルートとすることにしました。
   
瑞浪市の某所に車を置かさせていただいて、
JR中央線 瑞浪駅までひとっ走り。今日は輪行
で瑞浪駅から南木曽駅まで電車の旅を楽しみ
ます。ワンマン車両の下り方が分からずあた
ふたとしていたら、ウォーキングの方らしき
ご一行さんにえーい邪魔だな!と言われて
この日最初のブルーな気分です。
   
中津川駅で乗り代えてようやく南木曽駅に到着
です。駅前で写真を撮っていたらウォーキング
の男性から撮ってあげましょうとお言葉を掛けて
もらいました。この男性はひとり歩きの方でこれ
からバスで移動して中津川方面に歩かれるそう
です。いろいろとお話をさせていただいて楽しい
時間を過ごすことが出来ました。
   
まずは中山道から外れて、桃介橋を見に行きます。立派な木の釣り橋でしたが、車両・自転車の
通行を禁じているので、写真だけ撮って中山道に戻ります。
駅をぐるっと回り三留野宿を出たあたりから中山道に合流して、木で出来た蛇抜橋を渡ると
右手に南木曽駅が見えてきます。駅を眺めながら進んでいくと、途中、D51型蒸気機関車が展示
されています。
この先からいよいよ山間部への道のりになります。案内板に従いながら進んでいくと、どこか民家
の庭先にでも入ったのではないかと錯覚するような、庭にような道を通ります。
やがて竹林の中に石畳の道が見えてきまました。
   
石畳の手前で本日最初のひとり歩きの男性に
出会います。親切な方であれこれと行き先に
ついて教えて頂きました。
石畳のかたわらの道標には、右:妻籠宿へと。
石畳の脇を流れる清水が綺麗です。
苔むした石との調和が見ていて涼しさと優しさを
感じさせてくれます。

   
石畳を上っていくと最初の一里塚が見えてきま
した。ここは上久保の一里塚で、江戸から数え
て七十八里目の塚になります。
この先、妻籠城跡を通り、いよいよ今日最初の
宿である妻籠宿に入っていきます。
   
妻籠宿に入った最初のお宿です。
曲った道といい、風情を感じる景色がこれから
の道中を楽しいものにしてくれそうな予感を感じ
させてくれます。
   
目の前に大きな岩が見えてきました。
昔は鯉の形をした岩だったらしいのですが
倒れて形が変わってしまったようです。
それにしても人と比較するとその大きさに圧倒
されます。
   
妻籠宿内は人通りも多いので自転車は押して
歩くこととします。乗れないこともありませんが、
やはりこのような観光地ですから、自転車乗りと
してのマナーかなと思います。
   
妻籠口留番所跡や本陣を眺めつつ宿内を散策
しますが、人が多いので写真が撮りにくい。
五平餅の香りに誘われますが、まずは先を急い
で馬籠宿を目指します。
   
妻籠宿から馬籠宿の間は一般的に馬籠宿→妻籠宿へ向う方が歩き易いと言われています。
今回は逆コースを行くため気合を入れて山間の旧道を楽しみに進んでいきます。
   
   
妻籠宿の駐車場脇の細い道に入り、いよいよ
山間部に突入します。フルサイズ自転車なら
押しても大丈夫そうな段差ですが、ミニベロ
ではこの段差でも辛いので、一気に担いで
上ってしまいました。
まだまだ元気です〜。
   
道の先が見えない石畳の道、先が見えない所
が雰囲気を出しているように感じます。
   
坂を上り切ると、そこは妻籠宿と比較して構えの
大きい家が多く建ち並ぶ大妻籠に到着です。
   
さらに進むと、急な石畳の道が現れてきます。
つづら折れの石畳なので、押しにも力が入り
結構こたえますがこの大変さが自転車旅を楽し
い思い出に変えてくれる所が好きなのです。
      
途中で男滝、女滝を経由する道に分かれますが
やはり中山道を走るということで、滝は経由せず
左手に入っていきます。
   
妻籠宿と馬籠宿との間に一石栃白木改番所跡があり、ここに立場茶屋がありますが今は営業は
していません。茶屋の前にはトイレもあり休憩するのには良いところです。
   
今は営業していませんが往時の雰囲気をかもし
出す立場茶屋の前で休憩します。
道の向かいには水場もあり、しばし憩いの一時
を感じることのできる場所です。
   
ここからは更に道が急坂になり上っていくと、
ようやく馬籠峠に到着です。
馬籠峠 標高801m
   
この先、馬籠宿へ向い基本的には下り基調の道のりになるはずです。前から30名くらいの
ウォーキングの団体がくるので、こちらは横に止まって挨拶の連発となります。グループの男性
から「この先自転車で行くのか?大変だぞ!」と声を掛けられ、「担いで行きます」と答える所に
会話にも余裕がでてきたようです。
それでもこの先の旧道は人とすれ違うのも大変な狭いところがあるし、階段の連続となります。
自分でも大変なことをしているんだという認識はありますが、これが楽しいと思うのは単に自転車
が好き、走るのが好き、だけではない何か別の魅力があるのでしょう。
それでも自転車担いだのっぽの管理人が通るたびに声を掛けてくださり嬉しいものです。
   
馬籠駐車場の横を抜けると視界が開け恵那山
が目の前にどーんと姿を現して向えてくれるよう
です。そしていよいよ馬籠宿の大渋滞の人ごみ
の中に入っていきます。
とにかく歩くのも大変な状況の中、自転車なんぞ
押していては「邪魔!」と言われても致し方ない
状況におちいってしまいました。やはりここは
歩きが基本の観光地ですね。
   
そんな状況の中を歩いてきたため、名所らしい
ところを見ている余裕も無く、とにかく早く終点に
出てしまいたいという気持ちでいっぱいの状態
です。そうは言っても五平餅の香りが鼻にきたら
もう我慢はできず、隅のほうに自転車を置いて
五平餅100円一本いただきま〜っす!
   
有名な大黒屋さんや栗きんとんの川上屋さんの出店では行列ができています。
そうこの季節は栗ですよね。マロンソフトが食べたい!
   
それでも見るところは多く、以前10年ほど前に
来た時は真新しかった物も年月と共に風格を
増してきたように感じますし、石畳の道も良い
感じに擦れてきたようです。
   
車屋坂も人通りが絶えることがないので
人つきの写真になってしまいました。顔が分から
ない所を狙って撮ったので大丈夫かな。
   
そろそろ腹ごしらえのため近くの蕎麦屋でざる蕎麦を頂きます。お店を出て同じ店の出店で
マロンソフトをお願いして、小銭が無いので一万円使えますか?と訪ねたら、「それダメダメ!」と
かなりぶっきらぼうな言い方で断られてしまいました。偽札の問題もあるので仕方が無いかなと
思う反面もう少し言い方があるんじゃないのと思ってしまいました。あまりに観光地化されすぎた
馬籠宿って私の中でのランクはかなり落ちてしまった感じです。
   
この先、自分の中で嫌な思いが巡ってしまい、一日引きずった気分のままとなってしまいました。
   
途中、正岡子規の句碑がある信州サンセット
ポイント百選の場所で素晴らしい景色をしばし
眺めます。
   
景色を堪能して下って行くと立場茶屋と新茶屋
の一里塚、そして藤村筆の「是より北 木曽路」
の碑が立っています。
   
一里塚を後にして、この先の落合の石畳に入っていくと、新緑に囲まれたその優しい日差しに
包まれながら、気持ちが落ちついてくるようです。石畳の道は840m続き、そのうちの3区間、
70.8mは往時のままの石畳だそうですが、良く見てこなかったのが非常に残念です。
長い下り道を歩き終えると、落合宿に入っていきます。
   
   
落合宿に入るとすぐに上町の常夜灯が出迎えて
くれます。この常夜灯、昔は街道の真ん中に
立っていたそうですが今は道の端に移動されて
います。
しばし進むと落合の本陣が、その風格と共に
現れてきます。
この本陣の門の作りはとても立派な構えであり
特に好きな所です。
日差しが強くて影で見えなくなってしまったのが
残念でなりません。
   
この先、国道19号線をいったりきたりしながら
中山道は続いていきますが、ところどころ道に
迷ってしまい、旧道を正しくトレースできません。
普通の地図ではこれ以上はっきりしないため
仕方の無いところです。
坂を上りきったところで、恵那山の見えるところ
でしばし休憩に入ります。
   
この頃になると時間的な問題で大湫宿までは
難しいかな?と思い予定の変更を考えるように
なってきました。
あちこち迷子になりながらようやく中津川宿の
高礼場に到着。
街中ということもあり、さすがに色濃い宿場町の
跡は残っていないが、庄屋屋敷や造り酒屋など
が建ち往時を思い起こさせるのに充分な雰囲気
を出しています。
苗木道との追分、道祖神などがを見ながら
今度は大井宿を目指します。
   
しばらく進むと上町の一里塚に到着です。
街中の一里塚のため公園化が進んでいますが
良い感じに保存されています。
江戸から数えて八十五番目の一里塚です。
   
しばらく進むと、一人の男性が歩いています。この方も中山道を歩いてるようです。すれ違いざま
声を掛けられ振り返ると・・・、南木曽駅で写真を撮っていただいた男性の方でした。
こんな所で会うとは、良い出会いができました。
少し話をして、お互いの道中の安全をお祈りして分かれます。
   
   
街中を更に進むと小石塚立場跡や坂本立場跡
ががあり、秋葉街道との追分には常夜灯が立っ
ています。
甚平坂を上ったところにある公園から見る景色
は眺めも良くしばし休憩します。
関戸一里塚跡を超えると、いよいよ大井宿へ
入っていきますが、またまた迷子の連続。
   
もうすぐ16時になるので本日はこれまでにして
明日、大井宿から大湫宿を走ることとしました。
JR恵那駅から瑞浪駅まで輪行します。
セントラルライナーという列車に乗り、特急気分
で揺られていると少しうとうとしてしまい、危うく
瑞浪駅を乗り過ごしてしまいそうでした。
   
瑞浪駅からは土岐川沿いを走り、夕日に向って
一路車まで戻り、本日の行程は終了です。
   
明日は大井宿から大湫宿までの一番楽しみな区間を走ります。
      

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