TOP − Bicycle そこに道があるから 〜まだ見ぬ景色を探しに行こう!

 

 
緑の淡墨桜と根尾川をゆったりと
        

2007年7月16日 実走
自転車:TOEI ツーリング
   

夏だ!3連休だ! しか〜っし、せっかくの3連休予定は台風4号のおかげで中止になって
しまった。2日目のお昼頃から天気はよくなってきたので3日目の16日に昨年からなかなか
行く機会に恵まれなかった根尾川方面に行くこととした。
コースは、道の駅 もとす〜鹿穴峠〜金坂峠〜樽見駅〜淡墨桜〜根尾川沿いの県道
ルートを下って道の駅までの周回ルート。
それにしてもロード乗りの方の多いこと、何人に挨拶されたのか覚えがないくらい。
台風一過の根尾川はまっ茶っちゃでしたが、初夏の太陽と風を感じながら一人のんびりと
楽しんできました。
    
 走行距離53km
 
GPS軌跡データはこちらへ
                                    (作成2007/07/22)
久しぶりにこちら方面にやってきた気がする。どうも岐阜市方面を抜けて行くルートを苦手として
いるのでなかなか来るチャンスがないのである。それに昨年と先週のちゃりきのお誘いも当方の
都合が悪く行けなかったこともあり、今回は気合を入れて道の駅もとすまでやってきたのだ。
    
   
今回は道の駅からスタートしてぐるっと一周の
周回ルートとする。3年前に初めて緑の淡墨桜
を見に行こうと思い走ったのは尾並坂峠を超え
る美山とのピストンルートだった。
2年前の桜咲く淡墨桜を目指したのは根尾川
沿いの県道を走るこれまたピストンルートだった
ため、どうも帰りの走りに楽しさを感じなかった
というのが正直な所かな!?
今回は行きに峠を超える走りのルート、帰りは
根尾川沿いをゆったりと走りながら道の駅に戻
るというルートを選んでみた。
道の駅から、国道157号を南に向い、県道78号を東へ、更には県道167号を北に向いながら
県道79号に入って行く。ただし実際には国道や県道をそのまま走るわけではなく、一本奥に入っ
た交通量の少ない道を選んで行く。そのおかげで途中、行き止まりになったりしながらぐるぐると
回ってしまったりもしたが、それもまた楽しいものである。
   
この辺り東海自然歩道が通っており、県道と
交差しながらあちらこちらでその案内板を見る
こととなる。これから鹿穴峠を目指すのだが
東海自然歩道の案内板にある伊洞峠に案内に
強く興味が沸くものの、草ぼうぼうの自然歩道
に入っていく勇気も無いので予定通り鹿穴峠を
目指して走ることとする。ここでロード乗り3人と
出会う。みんな元気に挨拶してくれるので気分
が良い!
    
ロード乗りのおかげで気分良く走って行くと次第
に傾斜が強くなってくるものの、あっさりと岐阜市
と本巣市との境界線に到着、ここが鹿穴峠であ
る。何の変哲も無い峠であるが、写真中央左に
見えるだろうか?、東海自然歩道との分岐があ
る。ここに静かにお地蔵さんがおられ、道行く人
を静かに見守っているようだ。さすがに草ぼう
ぼうで入る気にはなれない! ここでもロード乗
りに追い越される。私はというとのんびりと行こ
うじゃないの!そんな気分である。
   
峠からの下りを風を受けながら軽やかに走って
行くとのどかな田舎の風景が目に入ってくる。
道路の左手に東屋と水車があるので寄ってみる
とそこは湯ノ古公園といって綺麗な池が広がり
小川にはハリヨという小さな魚がいるそうだ。
水草が揺れる綺麗な水の流れを見ていると
あちらこちらに小さな魚が水の流れの中をゆら
ゆらしているのが見える。デジカメで撮ってみる
ものの水面が微妙に反射して上手く撮れない!
やはり水面を撮影する時は偏向レンズが欲しい
ものである。
   
湯ノ古公園を後にして県道を進むと徐々に勾配
をつけながら上って行き金坂峠に到着。
峠には四角い案内板に金坂峠と書いてあり
一目瞭然分かるのだが、ちょっと簡易っぽすき
るかな?それでも何も無いよりよっぽど嬉しい
ものだ。写真を撮ったり水分補給したりして一休
みしているとロード乗り3人が追い越して行く。
先ほどのグループもそうだが、3人というのは
走りやすいのではないかと思う。こちらの方々も
気軽におはようございます、どちらまで行かれま
すか?と気軽に挨拶してくれるのが嬉しい。
   
金坂峠を越えると、後は徐々に上りながら樽見の街に向かうこととなる。ここまでの道は交通量も
少なくて走りやすい。峠を二つ超えてきたが、高富方面から走って来れば、もう一つ杉坂峠を超え
るので、三つの峠を超えて走るのがここの定番の様だ。後に会うロード乗りの方たちも三つの峠
を走ってきたと言っていたので、間違いなくこのルートであろう。
   
   
道は県道79号から国道157号へと突き当たり
右手に曲がるとすぐに最茶奈名水公園がある。
綺麗な水が流れる公園だが、水草が生い茂り
ほっとさせてくれる雰囲気をかもし出している。
岩の上に延名水と書かれた石と隣にはお地蔵
さんが祭られている。
ふいに左手横の岩から目の前に飛び出した
物体が! 水草の上に着地したその物体は
トノサマカエルだった。カエル好きの管理人とし
ては可愛らしいカエルを見ることが出来てほっと
心安らぐ時を過ごせた。
   
国道157号はいままでの県道と違い快適な走り
と広がる自然が印象的な景色を見せてくれる。
道路という人工物がカッコ良く見えてしまうのは
管理人が現代の人だからであろうか。
日が差してきて暑いのだが、しばらくこの景色を
一人楽しんでいた。
通過した台風の影響か、向かい風が強く吹く中
この道を進むと目の前の橋を渡るところで横風
に変る。真下を眺めると吸い込まれそうな雰囲
気の中、風に押されながらも何とか橋を渡りきり
ほっと一安心して、更に道を進む。
根尾川が見えてきたが、清流とは程遠いまっ茶いろの流れに少々がっくりとするものの、台風の
影響なのだから仕方の無いところだ。でも分かってはいるものの、う〜む残念としか言いようが
無いのも事実だ。
   
まっ茶っちゃの川の流れの中に木で出来た吊り
橋が見えた、道がつながっている様なので寄り
道してみることにする。畑仕事をしている男性に
挨拶して奥に進むと先ほどの吊り橋に近づいて
きた。これは古そう、板が張ってあり丈夫そうに
も見えるが「事故には責任を負えません」の
文字にさすがに尻込みしてしまう。
   
吊り橋を真正面から見てみる、柱には草がから
まり年月を感じさせる、中間付近には通れない
ようにロープが巻かれているので通行禁止のよ
うだ。通行禁止なら橋の両脇にロープを張った
ほうがいいように思うのだが、途中までは行って
も良いのか?危険もあるので見るだけとした。
   
   
遠くに緑色の鉄橋が見えてきた、日当駅はもう
近い。国道から見るひなた駅はなかなか良い
アングルなのであれこれと位置をずらしながら
撮ってみるものの、全体的に白くなってしまった
のが残念。ここではピンクやアオ色の車両が
通り過ぎても絵にはならないような気がする。
3年前の桜の季節に来た時は、桜の木が一面
に広がり素晴らしい景色をかもしだしていたのを
思い出す。今日は緑が綺麗だが、見るならやは
り桜の季節をお勧めしたい。
この後、国道は根尾川沿いを走る快走路となるが、まっ茶の水の流れを眺めていても雰囲気は
出てこない。先を急ぐわけではないが快調に飛ばしていくこととした。
   
   
先に終点の樽見駅に向い、線路の一番最後ま
で見に行ってきたが民家の中で終わっている
ため、さすがに入る込むわけにもいかない。
駅に戻ることとした。もし入り込めるとしても
やはり安全を考えたらその手の場所に入ること
は許されないだろう。大人として入り込もうと思っ
た事を恥ずかしく思った。
樽見駅に到着すると不思議な感じがする。最初
は何が不思議なのか分からなかったが、駅舎が
無くなっていたのだ。ピンクの車両も駅舎が無い
のを悲しんでいる様である。
   
気を取り直して緑の淡墨桜を目指して坂道を
上っていくと、桜の回りに3台の自転車が置いて
あった。しばらくして男性3人が戻って来たので
話をすると各務原から走ってこられたそうだ。
どうやら金坂峠で通り過ぎて行ったグループの
方々でこのあとは尾並坂峠を超えて美山方面
に戻るそうである。しばらくして更に男性2人、
女性1人のグループがきた。こちらは一宮から
自走されてきたそうだ。それにしても今日はロー
ド乗りの方に良く出会う、このあたりはロードの
練習コースでもあるようだ。
   
淡墨桜でひとしきり話をした後、お先に失礼して
根尾川の県道255号を通るルートで戻ることと
する。近くの赤い吊り橋に寄ってみた。行きにも
気になったのだが、川のあちこちにリアルな
案山子が立っているのだが何のための案山子
なのだろうか? カワウ除けのようにも思えるが
定かなことは分からないが、着ている物がオシ
ャレなので見ていて面白い。
以前はこの吊り橋を渡り、少しだけ国道を走り
再度県道側に戻ったが、今日は県道側をその
まま通る事とする。
山合いに広がる田んぼの緑が優しい雰囲気を
かもしだしているようだ。この先の道がどうなっ
ているのか分からないまま走っていくのが探検
心をくすぐりわくわくどきどきする楽しさがある。
   
やっぱりあった! こうした水を見ていると思わ
ず顔を洗ってみたくなるものだ。冷たい水が手
に染みる、汗を掻いた顔も一気にさっぱりとして
気持ち良い!
   
   
道は根尾川を左手に見ながら下って行く。
山の合間から見える川の流れは勢いがよいた
め、さすがに鮎釣り師の姿は無い。
後半の道のりは追い風になるため走りも軽快に
なるというものだ。下り基調という事もあり快走
路という言葉がぴたりと当てはまる道である。
とても気持ちが良い。
長良川沿いの道と比べるとアップダウンが少な
いように思うので、走りやすいコースではなかろ
うか。
川沿いを走っているかと思えば山間に入ったり
するので、流れる景色も飽きが来ない。この先
の二又では感が外れて道を間違えた、すぐに変
だなと気づきそしらぬふりをして元の道に戻るが
GPSデータだけはしっかりとその軌跡を残して
いる。
   
水鳥駅が近づいてきたらお目当ての蕎麦屋が
見えてきた。2年前の桜の季節に初めて立ち寄
ったお店だが、あのときのお母さんに会うのが
楽しみだ。印象に残る「私はあなたのそばが
よい」の看板も健在で嬉しく思う。中に入ると懐
かしいお母さんの笑顔に会えて嬉しく思う。
   
注文した蕎麦は「冷やしつゆ天狗そば」1,050円。少し平べったい蕎麦だが舌触りがよく滑らかで
ある。ちょいと高いような気もするが、美味しくて冷たい緑茶を飲めるため喉に体に嬉しい。
   
   
蕎麦屋のすぐ先には根尾谷断層が今もその
凄まじさを見せ付けてくれる。2年前に来た時は
どこが断層なのかいまいち分からなかったが、
これだけの段差に気が付かないとは我ながら
恥ずかしく思う。
駐車場も整備され、高台からも断層の姿を見る
ことができるように整備されている。断層を地下
から観察できる観察館もあるが、まだ入った事
は無い。
   
県道を走る車は無く、まるで自分一人の専用道のような道を走っていくと、大きな中州というか
島が見えてきた。こちら側と島の間に吊り橋のような物が見えるので近づいて行くとやはり吊り橋
であった。ちゃりきHPで紹介されている吊り橋を発見して、ちょっと嬉しいので近くまで見に行って
みることとする。
   
朝見た吊り橋とは違い、真ん中に二本の板が敷
かれているだけのかなり勇気を必要とする橋で
ある。見ての通り完全通行止めなので見ている
分には怖さを感じないが、渡ってみると間違いな
くへっぴり腰になることだろう! すぐ目の前に
トカゲが歩いていた、この橋を渡ってきたのだろ
うか。ちらっと目が合ったようなそんな気がした。
   
少し上ったと思ったら下りが始まり、今日一番の
景色に出会えたような気がしたので、時間をか
けて写真を撮ってみたが思ったより平凡な描写
になってしまった。それでも曲がりくねった川と
道路が優しい自然を演出している様に見えるの
は、管理人の思い過ごしだろうか。
   
それまでゆったりと走っていたが、たまには快走してみるかと思い25km/hペースで流して行く。
道幅が狭くなり、しばらく進むと気になる景色が見えてきた。
   
   
ここがその気になる景色である。ちゃりきHPで
紹介されていた時から気になっていたのだが
この真新しいガードレールにアスファルト舗装が
どうも気になる。もしかしたら2年前に見た、
昭和四年の文字が印象的なあの赤い橋ではな
かろうかと!
そしてその場所に着いたとき、はっきりと確信し
たのである。やはりここは昭和四年の赤い橋が
架けられていたところだった。今となっては金属
質なガードレールになってしまっているが、橋柱
だけはあの時の物が残されている。そこには
昭和四年の文字がくっきりと残されていた。
道が二又に分かれている所に見覚えがあるので、しばし止まって周りを観察してみると日当駅
との分岐であることが分かった。右手に入り、坂を上っていくと左手に見えてきた。
   
   
朝はこの兆度反対側から日当駅を眺めたの
だ。こちら側は木が生い茂っているが一ヶ所だ
け視界が広がる場所がある。
緑の桜の木の合間から半分ほど鉄橋を見るこ
とが出切るが、ホームや駅舎は隠れてしまって
いる。桜の季節はここからの眺めが素晴らしく
淡墨桜より印象が深いことを思い出す。
   
ずっと左手に根尾川を見ながら山間部を走って
行くと、道路を横断する様に水が流れている。
台風4号の置き土産だが、これが涼しくて気持
ちが良いのだ。滝のように流れ落ちるそばは
天然のクーラーを浴びているようで清々しい
気持ちにさせてくれる。このような所が数個所
あるため水飛沫を上げながらガード付きの自転
車で通り過ぎて行くのがなんとも楽しく感じる。
   
ふいに綺麗なアスファルトとガードレールの場所
に出た。見覚えのある、ここが崩落で2年ほど
通行止めになっていた個所である。綺麗に整備
され安全に通ることが出来るのも、道路工事
関係者のおかげなのだから感謝せずにはいら
れない。まったく人気の無いこの道路、お湯を
沸かして紅茶を飲んでいたら、一台の車が通り
過ぎて行った。
   
   
根尾川沿いではなく線路沿いも走ってみたいな
と思っていたら、兆度線路が川向こうからこちら
側へと渡ってきたので、県道から離れて田んぼ
の中の小さな道に入ってみることとした。
高科駅が遠くに見える線路脇は真っ直ぐに延び
て、山の手前から曲がり始めて見えなくなってい
く。良い景色だ。ここに車両が通ったらなと思う
もののこういう時に限って通らないのである。
高科駅に寄りしばし休憩していると、踏み切りの
警報機が鳴り次第にがたごとと近づいてくる音
が聞こえてくる。青い広告満載の車両であった。
   
高科駅を出発してすぐに、その大きな姿が見え
てきた。青々とした葉をゆさゆさと揺らしながら
その姿が近づくにつれて、更に凄さを感じるよう
に思えてくるから不思議な感じがする。
裏手に回ると樹の幹が複雑に重なり合っている
ようで、年月の長さを感じてしまう。
新宮神社にそびえる、樹齢千年といわれる伊野
一本スギである。
   
   
そろそろ今日の旅も終わりが近づいてきた。
根尾川の本流に支流から流れ込む水が次第に
重なり合っていくドラマの様な光景を見ることが
出来た。釣りに行った時は魚いる境界線になる
ためよくポイントとして使わせてもらったものだ。
   
県道40号をそのまま走り、根尾川の反対側に
渡って道の駅を目指す。
今日の終点はもうすぐだ!
2年ぶりに訪れた根尾川沿いの道は、長良川沿いの道以上に楽しい感じがしました。いろいろな
コース取りもできるし、谷汲と交えながら走るのも良いでしょう。
今度は谷汲方面にでも出没しようかな!? 出没と言っても管理人はクマではありませんよ(笑)