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ひとり自転車の中山道 鳥居本宿〜呂久(その1)
        

2008年3月22日 実走
自転車:Bianchi Minivelo9
   

つい先日の20日に、NHK街道てくてく旅の中山道完全踏破のDVDが届いたので早速見て
みた。一部、岐阜辺りを見たことがあるが全編を通して見たのは始めてのため、久しぶりに
また中山道を走ってみたい! そう思ったら止めるものもないので早速出かけてきました!
車での移動は無理なので、電車輪行の旅とします。でもこれだけの距離を輪行するのは始め
ての経験なので大丈夫だろうか!?
さて肝心の中山道、鳥居本宿〜呂久まで40kmちょっとの道のりを楽しみます。
天気は上々、少々風邪気味ですが張り切っていざ出発!
    
 走行距離62km (鳥居本宿〜呂久51km) (GPSデータ)
 
GPS軌跡データはこちらへ
                                    (作成2008/03/30)
東海道本線の快速に乗って、岐阜駅から普通に変るのだが、とにかく人が多い。車両の縁に
陣取る事が出来ないためドア近くで輪行袋を置いて立っているのが結構しんどい!
どうも大阪方面まで行く人ばかりという感じだ。関ヶ原駅を超えても誰も降りる気配は無く、立って
いること自体が辛くなってきた。早く米原までつかないかなとそんなことばかり考えている道中に
なってしまった。
   
何とか米原駅に到着、ホームに下りても歩く
元気が無くて少し一休み。これが乗ってきた
車両、どっとすごい人が降りてくるので帰りが
心配だ。
   
米原駅で降りる人はほとんどいなく、ガラガラの
構内を歩いて駅前に無事に到着!
いや〜疲れた、これだから輪行は苦手だ。
   
しばし休憩の後、自転車を組み立てて、まずは鳥居本宿へと向うこととする。
   
鳥居本宿のはずれに彦根道との追分があるの
で行ってみることに!
   
右:彦根道、左:中山道と彫りが深いので読み
易い。今も昔も旅人にはありがたいことだ。
   
中山道と言えばハイカーの方が多いが、ここで本日最初の一人歩きの女性に出会った。
お互い、見たいものは同じ物の様で、用が済んだら挨拶して少しお喋り。邪魔にならない程度で
お別れして、先へ進むこととする。
   
鳥居本宿の本陣跡の案内板、少し離れたところ
にも本陣跡の案内板があるが、それくらい広い
お屋敷だったのだろう。今は板一枚と寂しい限
りだ。
   
鳥居本宿の通りを眺めながら通ると、合羽屋の
店先に古い看板が残っている。鳥居本宿の合
羽はかつては名産であったが現在は廃業して
看板だけが当時を物語っている。
   
   
真っ直ぐな通りが枡形へとクランクする角に、
目の前に大きく立派な家が見えてきた。
赤玉神教丸で有名な有川家である。
写真を撮ろうと後ろへ下がっていくと、突然、
左となりの塀の中から犬が飛び出さんばかりに
吠えてきた。うひゃ〜びっくり!
猫派の管理人としては犬は少々苦手である。
飼い主さんがすいませんねと犬をたしなめるも
一向に納まらなため、写真を撮ったらそそくさと
先に進むこととした。
それにしてもびっくりしたな〜。
少しばかり松並木が残る通りから国道8号に沿って少し進み、すぐに右手の山へと向う道に入っ
て行く。いよいよ摺針峠への道のりが始まる。
   
   
摺針峠への大きな碑の前に自転車を止めて
写真を撮ろうと思ったら、兆度車が止まり男性
も写真を撮りたそうなので、お先に一枚頂いて
先に失礼することとした。
   
ところがである、この車の方、向う方向が同じの
様で、管理人が必死に坂を上っていると、あっと
いう間に抜かされてしまった。
上り坂の途中に、旧中山道と思われる細い階段が山の中へと入って行くのが見える。管理人も
自転車担いで行こうかとも思ったが、今回は無理するのも止めておこうと思い、そのまま車道を
走って行くこととする。車の男性は迷っているようだ。この間にお先に失礼!
   
摺針峠からは琵琶湖を眺める景色が堪能でき
るという。天気は良いのだがどうも霞んでいる
ようで湖面が分からない。
おまけにエレベーターのタワーだろうか? 白い
にょっきりとした建物が目障りである。
   
峠からの下り道は古い家が建ち、雰囲気がとて
も良い。山間の畑が広がる気持ちの良い景色
だ。犬の散歩をしている女性に挨拶して更に
下って行く。
   
名神高速道路が見えてきたら新しい道標に沿って、左手へと上って行く。
   
   
どうもここも峠のようで、小摺針峠と呼ぶそうだ。
小さな御社と冷たい湧き水が流れている。
すぐ隣を高速道路が走っていることが、とても
不思議な感じがする。
   
真っ直ぐな坂を下って行くといよいよ番場宿へと
入って行く。
番場宿の入口には新しい碑が建っていた。
道は思いの他広く、反対の外れに進むに連れて
賑わってくるようだ。
   
途中、米原道はあっち→と指差しの絵が入った
道標があった。こちらは番場宿の反対側の碑が
建っている。
   
   
番場宿を抜けて北陸自動車道の下を抜けるとこ
ろに久礼の一里塚跡がある。立派な碑が建って
いる。
それにしてもこの辺り、立派な碑が多いように
思う。それだけ中山道を愛する人が多いという
ことだろう。
北陸自動車道を越えて次なる醒井宿へと向う。
   
番場宿と醒井宿のほぼ中間点に「茶屋道館」が
ある。現代の中山道の旅人の休憩所として利用
されている。一見平屋に見えるが実は二階建て
とのことだ。
   
国道21号を超えて更に戻ってくると六軒茶屋跡
の案内板と屋敷がある。
ここも休日は無料の休憩所として開かれている
ようだ。
   
てくてく旅でてっしーが見ていた道標に到着。
醒井宿も近い。
   
街道筋にはいろいろな家がある。小さな鉄工所
はかつては鍛冶屋だったのだろうか。
   
   
西行水の案内板が見えてきた。今回の旅では
是非とも立ち寄りたかった場所の一つである。
涌き水の流れがとても奇麗で不思議な模様を
描いているようだった。
持ってきたペットボトルに水を汲んであとのお楽
しみにしよう。
   
地蔵川の流れをさかのぼりながら醒井宿を散策
する。こういった場所は是非とも歩いてみたいも
のだ。宿場内は自転車を押して歩くこととした。
十王水の流れが見えてきた。日々の生活を
感じさせる地蔵川の流れをしばし見入ってしまう
ほどの居心地の良さは何とも言えない気持ちで
ある。
   
バイカモがゆらゆらと川の流れに揺らいでいる。
もしやハリヨが泳いではいないかと目を凝らすが
さすがに見る事は無かった。バイカモの花は
まだまだ早いようだ。
   
ふいに本陣跡の案内板が目に入った。他には
何も残っていない。
   
醒井宿の三大湧水の中でも一番有名ではなか
ろうか、醒井の清水を見てきた。地蔵川の流れ
の源のようだった。
   
   
醒井宿の外れから右手に折れて行くのが中山
道の通りとなる。
ここから林の中を通る自然を感じる道が続く。
   
   
国道21号に合流しコンビニでおやつを少々
購入しておく。
この先、左に折れるように入って行くのが中山
道である。川沿いに松並木が残っている。
平坦な道が続いているがそろそろ上り勾配に
なってきた。
   
曲がり角の手前に大きな中山道の碑がある。
ふと反対側に目をやると往時の道標が残って
いた。
   
やはりこちらの道標の方が素敵だと思う。
左中仙道と彫ってある。中仙道の文字に古さを
感じる。
   
杉林の中は肌寒さが残るが、気持ちは良い。
林を抜けると日差しが眩しく感じ始めた。
   
民家の庭に小川の関なる古い碑が残っている。
かつてここにも関があったようだ。
   
穏やかな日差しを浴びながら、ひとり自転車の旅は続く、次は柏原宿へと向う。
   

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