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古道巡り 古飯田街道
        

#11
2010年4月18日 実走
自転車:KHS
   

一昨年、けったさんに誘われて行った道根往還、千万町街道は集落と集落を結ぶ生活の
ための街道でした。五街道などと違い、地元の人々により作られた古道と言ったほうが
よいでしょうか。そんな古道を紹介している本「忘れられた街道」を読んで、家から行きやすい
場所にある「古飯田街道」がありました。またあの雰囲気を味わってみたいなと思い、地下鉄
輪行して行って来ました。今回は単独なので、好きなように楽しめるため、古道のほとんどを
自転車を押して歩きました。古道はやはり歩きが基本かな。
本に紹介されている写真の景色と織り交ぜながら、日曜の半日を楽しんできました。
    
 走行距離25km (GPSデータ)
 
GPS軌跡データはこちらへ
                                    (作成2010/04/23)
前日、久しぶりに折り畳み自転車のKHSを引っ張り出してメンテナンスしたので、場所的に似合
わないかなと思いつつも、輪行には楽なKHSで出掛けました。
地下鉄鶴舞線から名鉄豊田線へと乗り継ぎ、上豊田駅で下車して出発です!
   
上豊田駅にて下車、始めて下り立つ場所なので
まずは地図見ておおよそのルートを考えて、自
転車組み立て出発! 愛知環状鉄道の四郷駅
の横を通り抜けて県道を東へ向います。
   
県道から斜め右へと道を反れると、街道らしい
雰囲気になってきました。行く先に堤防が見えて
きたら一目散に走って行きます。
写真は堤防から振り返ったところ。
   
堤防には新しい石碑が立っていました。旧平戸
橋架橋地と掘られたものです。
   
矢作川の河原に出てみると、穏やかな流れの
場所にかつて平戸橋が架かっていたのです。
対岸側はバーベキュー広場みたい。
   
新しい平戸橋へと移動中に橋の手前に波岩と
呼ぶ辺り一帯に広がる大岩盤がありました。
   
新平戸橋を渡り勘八町へと移動します。
橋の上流はゆったりとした流れです、下流側と
大違い。
   
県道345号に入る手前の角をふと見ると、あれ
は道標じゃないの! 目指す古飯田街道とは
違うようですが、思いも寄らぬ発見に喜び倍増
です。
   
ついつい、写真を撮ってしまう管理人でした。
明治十五年と彫られたこの道標、南 豊川
たかざき?、指差しあっちなごや、指差しこっち
なごやと彫ってありました。
   
さて肝心の古飯田街道へと行きましょう。この辺
りから左へと上がって行くのですが、その前に
お地蔵様にご挨拶してきました。
   
工場の横を通り抜けて、山村風景が広がるのん
びりした道が見えてきました。時間がゆっくりと
過ぎていくようで、心安まる雰囲気です。
   
坂を下って行くと一度県道に合流しました。
合流点にロード乗りが数十名待ち合わせのよう
です。ここにもお地蔵様がいらしたので手を合
わせて道中の無事をお祈りします。
   
このお地蔵様は道標にもなっていました。
右 ころも、前 たきみ ならい と彫ってありま
した。黄色い花が可愛らしかったです。
この先、少し道に迷ってうろうろとしたけど、本に
載っている写真の景色が見えてきました。
   
常夜燈とこの道の感じは写真と同じ。同じ景色
を見ると何だか嬉しいものです。
ここからは古道と呼ぶに相応しい景色が広がる
ので自転車押しながら歩いて行くことにします。
   
さっそく田んぼが広がる景色が日本的だなぁ。
すっかりくつろいで、のんびりとお茶タイム!
いかん、こんな事では先に進まないので、重い
腰を上げて、さあ歩きましょう!
   
竹林に竹の子を発見したけど、写真だけ撮って
おきましょう。道は右上に上って行きます。
   
急いでいる訳でもないので、坂をのんびりと歩い
ていく。上りきったところで視界が開け山間の
素敵な景色が広がっていました。
   
いよいよ竹林と雑木林に囲まれた、ちょっと薄
暗い古道の核心部へ! 落ち葉がいっぱい、
かさかさと良い音が響く。
   
どのくらい歩いたのかな、急に気になって靴の
裏をチェックした、さすがにまだ山ヒルはいない
のか、今のところは大丈夫でした。
   
一昨年行った、千万町街道や道根往還もそうだったけど、あちこちに大きな岩が点在している。
この辺りも同じような地質が広がっているのだろう、同じ雰囲気を味わえて得した気分でした。
   
ふいに視界が開けたら、中部電力の鉄塔が
で〜んと建っていた。これは東部北豊田線の
鉄塔じゃ! 点検などのためにこの道に入って
くるのでしょう、どうりで道が綺麗に整備されて
いるはずだ。
   
落ち葉の間から一本だけ、これはコゴミ?
それともぜんまい? よく分からん!?
それにしても一本だけとは、人が入ったときに
採り尽くされて、最後の一本なのかな。
   
本の地図からすると、この辺りから左手に分岐すると石仏と磐座があると書かれているのだけど
分岐らしい道に入ってみるが・・・、どうにも分からん。無理して入り込み過ぎると元に戻れなくなる
といけないから早めに本線に戻ることにした。確かに明るいこの時間でも、一瞬どっち? と迷う
感じがする。自慢じゃないが方向感覚はすこぶる良い方だと思っているが、そんな管理人でも
一瞬ドキッとする時があった、山をなめちゃいけません。
   
本線に戻って古道をてくてくと歩いて行く。石仏
と磐座は諦めて先に進むことにした。
   
そしたらふと案内板が目に飛び込んできた。
お鍬様の文字があったので、もしやと思い左の
分岐へと入っていったらおられました。
   
お鍬様(おくわさま)です。平たい岩といい、本の
写真と一緒だ!
   
近くを探したら磐座(いわくら)も発見です。嬉し
いなぁ。ここでも一瞬帰り道に焦った!
   
本線に戻って歩いて行きます。三脚を持ってい
たので管理人パチリ! 木漏れ日が降り注ぐ
中を歩くのは気持ちが良いです。自転車に乗れ
るくらいの道だけど、ここを乗って走ったら勿体
無いと思う管理人でした。
   
ふと、道が二股になっていた、地図を見てもそれ
らしい分岐は無いので、ここが思案のしどころ。
結局は感に頼って斜め左へと入っていったら
正解の道でした。良かった良かった。
   
この先、視界が開けたら、そこは東海自然歩道との交差点です。少しだけ東海自然歩道と同じ
道を歩いて、すぐに分かれます。
   
成合への下り坂に入りました。竹林が茂る中を
ゆっくりと下って行きます。
   
山間の隙間に畑がありました、集落が近くなって
きたのが分かります。ちょっと一安心です。
   
道のすぐ横に檻がありました、この辺りには熊
がいる感じじゃないので、イノシシ捕獲用の
ようです。まだ使われている物でした。
   
畑が広がる開放的なところに出てきました。ここ
は本に載っている写真と同じ場所です。
成合町の子安観音はもうすぐかな。
   
集落が見えてきたら、成合子安観音が見えてき
ました。ご自由に中にお入り下さいと書かれて
いましたが、ちょっと遠慮してしまいました。
   
子安観音の前の道を下ると県道の手前に道標
があります。左 こがわ、右 てらへ、などと
彫られています。
   
県道に合流してしばらく進み、左に大きく曲がるところから、右手に地道が見えてきます。ここから
右手に分岐して行くのが古飯田街道です。
   
やっぱり、自転車押して歩きます。左手の上の
方に大きく延びた岩が見えてきました。
「おはせの岩」と書かれており、岩が突き出して
います。天狗の鼻みたい!
   
開けた場所に出てきました、畑が広がりとても
のんびりとした雰囲気です。ここで早めのお昼の
お握りを食べることに。場所的にバーナーを
使うのは止めておき、お茶で頂きました。
   
   
最後に、矢作川まで行けるはずなのですが、
ここからは整備されておらず道は荒れ放題。
歩きなら行けないことも無いけど、自転車押して
はしんどいし、帰りの上りは更に辛そう。
GPSナビを見ると、ほんとにもう少しなんだけど
無理は禁物、ここは勇気ある撤退ということで
引き返すことにしました。
取り合えず左の写真の所まで行きましたよ。
   
ここまで16kmの道のり、まだ時間はあるけど気分的には満足したので、当初の予定を変更して
上豊田駅に戻ることにしました。帰りは県道を走って行くことにします。
   
途中、ちょっとした芝生広場が広がっていたので
小休止です。ここで暖かな紅茶で一服です。
   
ふと道の曲がり角を見たら、この岩は何!?
地元の道標でした。最後まで嬉しい発見の連続
でした。
   
   
距離は短かったけど、充分楽しめるこの雰囲気が好きです。大きな街道も良いけど、このような
地元の人々の生活のための道も捨てたものではありません。
   

             
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