自転車への想い
    

中学生になった頃、セミドロップの5段変速サイクリング車を
買ってもらった。もちろん貯金したお小遣いと誕生日プレゼント
を引っ掛けて買ってもらった一台である。
まだこの頃は自転車好きというより、あくまで移動の手段として
乗っていたのだと思う。(元来、自転車とはそう言う物であろう)
サイクリング目的として自転車が欲しくなったのは、就職して
最初のボーナスを貰った時である。
買った自転車は、ブリジストンのレイダック! いわゆるロード
レーサーである。走ることが目的であり、そして軽いこと。
ダイヤモンドフレーム、ドロップハンドル、Wレバーの変速、硬い
サドル、そしてチューブラータイヤに泣かされつつもその軽やかな
走りに魅了されて、随分とあちこち走しりに行った。
今と違って写真などの記録を撮っていなかったので、当時を知る
のは記憶でしかないのが残念である。
私にとっての自転車の原点とはこの時に作られたのだと思う。
   
話は変わるが、年を重ねるに従い人生における一番の輝きを
若い10〜20代に見るような気がする。この年代に感じた感性
は人生の起点になっているように感じるのだ。
趣味においても同じであろう。この年代に聞いた音楽は今でも
記憶に残っている。逆に今の音楽を聞いてもよく分からない。
当時、親が言っていたことをそのまま実感として感じている
自分がここにいる。
自転車にしてもそうである。就職して初めて買ったスポーツ自転
車は私に多大な影響を与えたのである。
そう! 私にとっても自転車の原点はロードレーサーなのである。
しかし今、ロードレーサーに興味が無いのも現実なのである。
   
話を戻すと、
2002年頃から自分の中で自転車ブームが再来した。
当初は最新のフォールディングバイクやMTBに目がいくように
なる。しかし次第に昔馴染んだ物への回帰が始まるのを感じる
のである。
それは多大な影響を受けたロードレーサーであり、その結果が、
今のビアンキ ミニベロにつながっているのであろう。
かなり違いはあるが、ダイヤモンドフレーム、ドロップハンドル、
Wレバーの変速、硬いサドル・・・、若き時代の自転車を感じ
させるに充分である。
   
今の最新スポーツ車は技術・デザイン共に
素晴らしい!
そして昔のスポーツ車は懐かしいと共に
美しい!
私の中では、こんな表現が似合うのではないかと感じる。