木曽川は冷たい そこは滑る!


今でも思い出す、’97年の12月30日
その日は暇だから一人で木曽川の管理釣り場に行った。
太陽も出て冬にしては暖かな日であったが、念のためダウンジャケットを着て
フィライフィッシングを始めた。
暖かな日差しといっても水は冷たいので魚は水の底にへばりついている。
毛鉤はウェットで沈めてみたが何の反応もない。
何回も流してみたけど、ニジマスは全くと言ってよいほど知らん振りである。

隣に入ってきた、小学生がルアーを投げたら・・・
( ̄□ ̄;)エッ! 一発で釣れちゃったよ。
そして数回投げたら、またまた釣れちゃったよ!

そうかぁ。今日はルアーの日なんだな!
勝手にそう思いこみ、ルアーに変えることとした。
小学生に見つからない様に(そりゃ無理だ)車まで戻り
フライからルアーに取り替え、同じ場所に戻ってきた。
よし今度こそはと、ルアーをどれにしようかうんうんと考えミノーに決定!
ルアーを取ろうとしたら、針が手に引っ掛かり落ちそうになったので
あわてて反対の手で取ろうとしたら・・・
当たり前の様に、反対の手に持っていたルアーボックスが落ちた!

うわぁ! っと慌ててルアーボックスを取ろうとしたら、どうゆう訳か
コンバースは踏ん張りきれずに、真冬の川に落ちた_(._.)_どっぼーん
泳ぎにはちょっと自信があったので溺れることはないだろうと思い、
余裕たっぷりでいたが、さすがに恥ずかしい(^^ゞ
岸に上がろうとしたが、なにせそこは斜めに護岸した場所だ!
さらに苔があるため滑って登れない(>_<)

やっば〜っい! 上がれない、登れない!(>_<)

必死に護岸に手をかけて登ろうとするのだが、濡れたダウンは異常に重く
体が言うことを聞かない!
こっ これはまじやば!
近くのおじさんが手を貸してくれた時は、神様に見えたよ。
おじさんのお陰でなんとかはい上がったものの、何故かルアーの針がしっかりと
左手の人差し指に刺さっている(T_T)
川から出て来た時はあまり感じなかったけど、12月の気候! サブッ!

管理釣り場の管理人さんが、大丈夫ですかぁ?
心配そうに見に来てくれて、着替えありますか?
あっ!着替えないよ。 結局、管理人さんのカッパを借りて、指にルアーを
付けたまま、車に乗って家に帰ろうとしたら途中に整形外科があったので
受付けで、これ取りたいのですがと看護婦さんに言ったら、ビックリして
部屋に入っていき、速攻で中に入れられ先生がやってきて、
先生 「ほほー! 綺麗に刺さっていますね。」
ぴろた(おいおい何言ってんだよ)
先生 「魚の気持ちが分かりますか?」
ぴろた(うっ、この先生、魚釣り嫌いなんだな)
先生 「針切って取りますね」
ぴろた(早くしてくり〜)
麻酔打って、パチッ!と針を切り取り、針を抜こうとしても取れないので
先生気合一発(入れんでいぃ〜)
先生 「ハイ取れました。」
ぴろた(別に痛くはなかったが)
先生 「では、化膿しないように注射打っておきます。それと後で痛くなる
    かも知れないから痛み止めも出しておきます。」
ぴろた(ホッ! 終わった)
ナース「ささ、お尻に注射しますから、ベットにうつ伏せになって下さい。」
ぴろた(( ̄□ ̄;)えっ!お尻。恥ずかしいけど言うしかない)
   「あの〜、川に落ちたのでパンツ履いてないんです。」
   (顔をリンゴにして言ってみた)
ナース「大丈夫ですよ。見慣れてますから」(←おいおい)
ぴろた(はぁ、そうですね。)

行列を押しのけ、真っ先に見てもらい、家に帰ったのはいいが・・・
そういえば、このカッパ返さないといけないな〜
お真面目なσ(^◇^:)は、カッパとお礼のお酒を持って、あの管理釣り場に
戻り、お礼を言っていたら・・・
女の子の「キャッ!」っと言う悲鳴。見に行くと、同じ場所で同じ事してるよ。
管理人のおじさんいわく、さっきもおじさんが、滑っていたらしい。
どうやら濡れた苔はいつまでたっても滑るみたいだ!

そして、言うまでもなくこの管理釣り場には二度と行っていない!