雪に食われた!


その年は2月の解禁! 雪が降り積もっているのに出かけてしまった!
それが災いの元である・・・

まだ体調が戻ったのかどうかよく分からない感じだったが、長良川解禁の声を
聞き、つい雪の中釣り友と一緒に出かけてしまった。
道路の脇にはまだ雪が1m以上積もっている。けっこうな雪である。
河原に降りる場所も限られるため釣り人たちは橋のたもとなどに集中する。

あまり人は多くなかったが、釣堀みたいに釣るのは嫌なので、本流ではなく
とある支流に入ることとし移動した。

さすがに真冬の釣りであるため、今日はテンカラではなく、餌釣り仕様である。
昔使っていた4mの川釣り竿と餌はいくらとミミズだ。
昨夜ミミズを買って冷蔵庫に入れておいた。朝目覚めて思った・・・
ミミズが脱走して冷蔵庫中這い回っていないかと!
そんな事は無いのである。ミミズはぐっすり冬眠状態であった。良かった^^;

そんな話はさておき、本題に戻る。
小さな支流である。道路の脇から釣ってみたり、橋の上から釣ってみたりするが
釣れない。多分ここは放流していないのであろう。
しかし泳いでいる魚もいるのでまったくいないわけじゃない!
やはり魚が餌を食べる気がないのであろう。と決め付ける!

良く見ると橋の横から降りれそうだ。これはラッキーと思い、脇から雪と土の
境をそろそろと降りはじめた。雪はしっかりと固まっているようなのでびくとも
しない。これなら大丈夫と2歩3歩と進むと、いきなり!!!

ズボッ! ズズッ!!!

うわぁぁぁぁぁ・・・

わき腹まで埋まってしまった(>_<)

あービックリした。
その場で足をドンドンさせたが更に埋まることはなさそうだったので、とりあえず
一安心である。
さて這い上がらなければいけない。
竿を置いて両手を踏ん張るが動かない。腰と足をじたばたさせると雪の間に
少し隙間ができたので、再度両手で踏ん張る! 体が上がらないのである。
腕の力が弱っているのだろうか。そうかもしれないと思いつつ、釣り友を呼ぶ
が返事がない。さて弱った。何度か両手を踏ん張り体を持ち上げようと試みる
が、多少動くようになったのだけど、這い上がれるまでには至らないのである。

土が出ている斜面にツルが垂れ下がっており、上の木にからまっていた。
うぉっしゃー! これだとひらめき必死にツルを掴む!掴む!掴んだ!!
そして引っ張った! 
ザザザザッ!!

上から雪が落ちてきた(*_*) 
うわぁぁぁぁぁ!! 生き埋めになる。
と思いきやたいしては落ちてこなかったから助かった。

その音を聞いてか釣り友が顔を出して一言言った。
「何しとるんだ!」
見ての通り、雪に食われた!と言ったら大笑いされた。
そんなことより早く引っ張っておくれ。
引っ張ってもらえばなんとか這い上がれたので、良かった良かった。

長い時間が過ぎたように感じたが、たかだか20分くらいの出来事である。
長い長い時間が過ぎたような気がする経験である。

雪の積もる場所への釣りは単独行動はやめましょう。まじで危険です。
単独なら橋の上や道路際でしましょう。

帰り道、釣り友は腹が減ったと言って高いうなぎ屋でうな丼(特上)を食べた。
もちろんお勘定は私の財布であった。