防波堤からジャンプ!
                                          (作成2004・08・15)


あのころは海釣りも楽しくエンジョイできていたのだが、あの日以来、海なんか
行くものか! そう心に決めた出来事があった。
   
あれは事件の1週間前。
   
その日も友人たちと港に釣りに行った。
狙うは、まともな形をした魚である。しかし散々な目にあって退散したのであった。
実はそれまで、あの場所でまともな釣りが出来たためしがないのである。
ヒトデが釣れたり、ウニが釣れたり、シャコが釣れたりと散々な結果ばかりを
味わってきた。会社でその話をしていたら、女の子達がへたくそ!という
下品?な言葉で攻めてくるのである。
どうやら彼女達もやってみたそうな感じだったので翌週の休日に男女対抗
釣り合戦?をすることにした。しかし餌付けと針から魚を外すのは男の仕事
になった!
その替わり、お手製のお弁当を作ってきてくれると言うので、何のためらいも
なくOKしたのは言うまでもないことである。
   
さて、事件当日は日差しもサンサンと照り付けて暑い1日になった。
餌はご存知、青イソメ。女の子泣かせの餌である。
前にとあるHPで、この青イソメを食べたという記事を読んだことがある。
とても人間の食べる物ではないそうだが、最初から分かり切ったことだと
思うのだが・・・
少々余談でした。
   
午前の部は、K川河口部の防波堤に男女交互に陣取り戦闘開始である!
男5人と女5人を交互にして、隣同士でペアを組む。
そのペアの餌を男が付けて行くのである。
僕の隣には一緒に仕事をしている女の子だったので他愛無いことを話ながら
彼女がいつも不満に思っている仕事上の話なんかを聞きながら、釣り糸を
垂れていたのであった。
   
さて負けたからといって罰ゲームがあるわけでもないが、男は必死である。
案の定、男はシャコやら、ナマコやらを釣上げる!
しばらくすると、女の1人の竿がしなった! まさかこれは!
上がってきた魚はなんと、太刀魚ではないですか(・o・)
男全員目が点である。
   
更に、小さくてもカレイを釣るは、穴子を釣るはで、午前の部は完敗である。
非常にまずい状況になってきた所で、お昼タイムになりました。
   
まぁ、お昼は仲良くお弁当を食べながら、女の子達のお手製お弁当をご馳走
になりました。お弁当は美味しかったです。ご馳走様でした♪
   
さて午後の部は、港の中の方に移動した。
防波堤に先ほどと同じように、男女交互に並ぶが午前とは配置を変更した。
   
しばらくすると、男にもまともな魚が上がるようになってきた。
僕も穴子を釣った。寿司に出来るか!?
多少気分良くなったので防波堤から足を外に出して座ってみた。
なんだか海に落ちそうでビビリもしたが、隣の彼女の餌も付け替えたばかり
なのでしばらく足をぶらぶらさせていた。
   
ふと1番端の男女がもめている。
後で聞いた話だか、男が餌を付けている時に噛み付かれて手を払ったら
女の腕に青イソメが飛んで行ったそうな。ビックリした彼女はわざとやったん
でしょうと男ともめているのであった。
更にやめとけばいいのに、その彼女に向かって青イソメを振り回し出した。
2人がわぁわぁやっているのは知っていたが、僕はあいかわらずのんびりと
釣り糸を垂れながら、のんびりボーっとしていた。
   
わぁわぁ言う男女が走りまわって、男が真後ろに来た!
やつはバランスを崩ししりもちをつきそうになった時、尻の先には僕の背中が
あった・・・  言わずともお分かりでしょう。
   
やつはギリギリ防波堤上に転んだが、僕は手をぐるぐる回しながら、必死に
こらえるも無駄なあがきであった。
   
そう! スローモーションのように落ちて行った!
   
うわぁ〜 ドッボーン!!!
   
夏の海である。たいして冷たいわけでもないがさすがに汚い。それにどこから
上ればいいんだ! 結局200mくらい泳いだ。防波堤には貝殻がこびりつき
更にはあのいまわしいフナムシがいる。気持ち悪りぃ〜
なんとかよじ登り、コンクリートの上に寝転んだら今度は背中が熱い!
臭いはベトベトだは、何もいいこと無しである。
   
さて翌週会社に行くと、防波堤から飛んだという話で持ち切りである。
午前の部でペアを組んだ彼女も、心なしか避けるような感じだ。
もう臭くはないぞと言ったら、そうじゃなくて思い出して笑いそうになるらしい。
こっちはえらい迷惑な話である。。。
そもそものきっかけであった釣り勝負の話はどこに消えたんだろう???
   
それから海釣りには行っていない。
昨年、誘われて海にも行くには行ったが、あまり気持ちのよいものではない。
防波堤に鉄の柵があるところはいいが無いところはごめんである。